とりあえず、最初の目的地、ポートランドに行く飛行機に乗り込みます。
席はエコノミークラスだったのですが、私の席は中央の列のど真ん中の席で左右に人がいました。
成田からポートランドは約9時間のフライト。
こりゃトイレいくのつらいな。。。
しかも隣は太ったおじさんで、明らかにその人の体のお肉がこちらの席まで占領してきてます。
ワタシノセキガセマクナル。
まぁこれはしかたないですよね。
とにかく飛行機に乗れるってだけでも嬉しいので、そこは我慢。
そしていよいよ離陸です。私はこの瞬間が一番好きです。
離陸して水平飛行になると間もなく食事のサービスが始まります。
ビールもいただきました。
エコノミークラスでも十分食事美味しいですね。ボリュームも結構ありました。
食事の後は映画を見たりしながら飛行機を楽しみます。
トイレに行くタイミングは、隣の方が席を立った時と考えていたのですが、困ったことに、この太った男性、全然トイレ行かないのです。逆側の方もトイレになかなかいかず、結構大変でした。
私は途中我慢できず、その人に声をかけてトイレにいったのですが、この太った男性は、ポートランドにつくまでの9時間の間一度もトイレに行かなかったのです。すごいですね。
やはりエコノミーはなかなかつらかったですが、とりあえず海外に来れただけでもよかったです。
長いフライトでしたが、なんとかポートランド空港に到着しました。
飛行機を降りて、案内に従って、入国審査のところまで行きます。
ポートランドってオレゴン州だったんですね。そんなのも知りませんでした。
こういうのを見ると、おぉ、アメリカに来たんだなぁって気になりますね。
そして・・・いよいよ・・・入国審査。
この入国審査の緊張感って何なんでしょうね。悪いことしてないのに、本当に嫌なものです。
待っている間、近くには日本人ツアー客の団体と、そのガイドさんらしき女性がいて、そのガイドの女性はツアー客の入国審査を助けていました。
ツアーのお客様が高齢の方が多かったため、なかなかスムーズに入国審査ができないようで、その女性が何人もツアー客の入国審査を助けていたのです。
その女性は審査官からは冗談で「ドクター」と呼ばれていました(笑)
しかし私はツアーでないので、何かあったとしても、その女性に助けを求めるわけにもいかず一人で手続きしなくてはいけないのです。
ドキドキしながら待っていると、いよいよ呼ばれました。
(以下英語に脳内変換して読んでください。)
審査官:ネクスト!
自 分:(きたっ・・・)
審査官:ポートランドに来た目的は?
自 分:とっ、トランジット
審査官:トランジットでどこにいく?
自 分:ソルトレイクシティです。
審査官:ソルトレイクシティで何するんだ?
自 分:トランジット
審査官:ん?ソルトレイクシティでもトランジット?ソルトレイクシティからトランジットでどこにいく?
自 分:パリです。
審査官:( ゚A゚;)・・・え???なんで?
自 分:(やばい、この状況を英語で答えなければいけないのか・・・)
・・・・・なんて英語で言えるわけなく、
なんとか英語で伝えようと思ったのですが、まったく伝わらず、、、かなり気まずい空気が流れていました。
全然話も通じず、気まずい空気が流れること数分(私の中では1時間くらいに感じていましたが)、途方に暮れて困っていたら、ついに審査官が、「ドクター!カモン」といって、例の女性ガイドさんを呼んでしまいました。
私はツアー客ではありませんが、まぁ、ここは同じ日本人ということで助けてくれるだろうと思い、その親切な女性に、今私の置かれている状況と、これからアメリカ経由でパリに行くことを日本語で伝えたらちゃんと通訳して審査官に伝えてくれました。
ツアー客でないのに本当にありがとうございます。
一応日本人が話す英語はなんとなく理解できるので、その女性が通訳している内容もだいたい分かったので、その女性が英語で伝えているときに、審査官に向かって、そうなんです、そうなんです、とうなずいていたら、入国管理官は、お前英語分からないのに何分かった風な顔してるんだっていう顔して見られてしまいました。(被害妄想)
入国審査官もようやく状況を理解してくれたようで、入国承認の印鑑を押してもらえました!
この親切な女性がいなければ、どんなことになっていたかわからないのでとっても感謝しています。本当にありがとうございました!
そんなこんなで、なんとかポートランド入国成功!
ここでほっとしているわけにはいかず、次にやらなくてはいけないことは、そう、今回の旅の目的のトランジット。
ポートランドでアメリカに入国したら次はソルトレイクシティに乗り換えなければいけません。
とはいえ、ポートランドでの乗換時間は約4時間もありました。なのであせらずトランジットをマスターしたいと思います。
てなわけで、気持ちを落ち着けてソルトレイクシティの飛行機はどうやって探すのかな?と思って見渡すと、飛行機の便名がずらずら書かれている電光掲示板が至る所にあったので、それを見てみることにします。
そして、自分の持っているチケットの内容とみくらべつつ、電光掲示板をみてみると、あっさりと、ソルトレイクシティ行きの便がみつかりました。
そこには次乗るべき飛行機の便名と出発時間、そしてゲートもちゃんと書いてあるではないですか!!!
なんだ簡単じゃん!
あとは、その時間になったらそのゲートに行くだけ。
空港にはゲートへの案内が分かりやすく書かれているので迷うこともありません。
案内にそってゲートにいってみたら、ちゃんと自分が乗るべき便が表示されていたので、一安心。
なんだ簡単じゃん! parts2
あっさり人生初のトランジットができてしまいました。
これでまた自分の経験値が上がりました。テレレレッテッテレー!(ドラクエ風に)
トランジットってなんか難しいっていうイメージもありましたが、何のことはありません。
自分が乗るべき便名などが分かっていれば、掲示板を見れば一発。本当に電車の乗り継ぎと同じです。
最悪インフォメーションで聞けば大丈夫ですしね。
※急にゲートが変更になることも多いので、ゲートに行ったら必ず自分が乗る便か確認してください
たったこれだけ。
本当に簡単です。
これさえできれば、遠いところに行くのも全く問題ないですね!
やったことがないことができると本当に楽しくなります。
さてさて、トランジットのやり方はわかったので、残りの時間は空港内を散策しつつ腹ごしらでもすることにします。なんせポートランドではトランジットの時間が4時間ありますからね。
一通り空港内を散策した後、美味しそうなハンバーガー屋があったので、そこでハンバーガーを食べます。
ドリンクはカップを買ったら後はお代わり自由というのがアメリカっぽいなぁ。
ハンバーガーの味は美味しかったと思うのですが、初のトランジッで大興奮していたので、味はほとんど覚えていません。
しかもポートランドのトランジットは4時間あったから余裕でしたが、ソルトレイクシティでのトランジットはたったの50分。しかもアメリカからフランスに行く便だからいろいろ手続きあるんじゃないのかなぁ?本当に間に合うのかなぁ?なんて心配していましたからね。
ある程度時間がたったら、少し早めにゲートに向かいます。そう、なんせ初のトランジットですから失敗は許されません!
搭乗ゲートで待っていると、しばらくすると搭乗開始!
いざソルトレイクへ!!!
ポートランドからソルトレイクシティまでは1時間45分のフライトなので、あっという間ですが、楽しみたいと思います。
小さめのB737という機材でした。
周りを見ると日本人が一人もいません。CAさんも外国人だけ。そりゃ、アメリカ内の移動だから国内線になりますもんね。
もちろん機内アナウンスも英語のみで、本当に海外に来たんだなぁ、なんてしみじみ思いました。
しかし、CAさんも乗客もすごく明るく、機内アナウンスするときに乗客に向かってコールアンドレスポンスみたいなやり取りもあって、完全に修学旅行のバスに乗っている気分でした。
とってもアットホームでしたね。日本の航空会社ではありえない光景でした。
座席も空いている席に皆さん自由に座っていましたし、さすが自由の国アメリカですね。
いざ離陸です。この離陸時のふわっとした感覚が私は大好きです!
水平飛行に入って、すぐに機内ではドリンクのサービスか何かがあったかと思います。
やっぱりソルトレイクシティは冬季オリンピックが開催されたところということもあって、とっても寒そうですね。雪山が見えました。
景色を見ているとあっという間に着陸態勢に入ります。
ポートランドからソルトレイクシティまでは1時間45分のフライトなので、あっという間ですね。
到着したらダッシュでパリ行きの飛行機を探していかないといけません。そう、なんせ乗換時間がたったの50分ですからね。
ポートランドでトランジットしたことを思い出しつつ、降りた後の行動をシミュレーションします。
ソルトレイク到着!
さぁ、ここが勝負!!!
乗換時間がたったの50分しかありません!
もし場所がわからなくて乗り過ごしてら、ここで一晩過ごさなくてはいけなくなります。
果たして無事トランジットできるのか!?
つづく